ゼロクラウン、バッテリー上がりにてご入庫頂きました。
単なるバッテリー上がりでは無かったので、その際の修理事例をご紹介させて頂きます。
診断中の写真を取り損ねたのが悔やまれますが、文章を交えてご紹介させて頂きます。
通常のバッテリー上がりと違い不可解な点が
バッテリー上がりにてご入庫頂いたものの、バッテリー電圧が0.1ボルト程度と完全に干上がっている状態(通常は10ボルト前後は出ている事が多い)。
仮のバッテリーを取り付けた所、バッテリー端子からバチバチと火花が散ること。
車も家電製品と同じように待機電力を消費していますが、
以上の症状より待機電力が異常との予測をたてました。
実際に写真にある電流測定器にて計測した所、通常の1000倍の電流が流れていました。
配線も熱を持っていて、車両火災の恐れがある危険な状態になっていました。
待機電力が通常の1000倍流れていましたが、それと同時にエンジン始動した際に発電機(オルタネーター)も作動していない状態でした。
2つの症状が重なっておりましたので、オルタネーターの配線を取り外した所、写真のように規定範囲の待機電力に落ち着きました。
点検の結果、オルタネーターが内部でショートしてしまっているのが原因とわかりましたので、オルタネーターを交換していきます。
オルタネーターの位置はこのあたりで、それなりに奥まった位置にあります。
オルタネーターの新旧比較になります。
今回はデンソーリビルト品へ交換になります。
リビルト品と言ってもピンキリがあり、ネット上で安価に出回っている物も含めた広い範囲で見ると、粗悪品だったりアフターサービスに対応してもらえないケースなどたくさんあります。
トヨタのメーカー純正でも使われているデンソー製はクレームになった事は無いので安心しておすすめできる商品です!
部品価格は純正の50~70%の価格帯でご紹介できます!
交換作業が終わりましたら、実際の数値を計測します。
オルタネーターの充電状態
キーオフの時の待機電力
共に規定範囲に落ち着きましたので、これでご安心してお乗り頂ける状態となりました。
前述しましたが、今回は車両火災と紙一重の故障内容でした。
定期点検はもちろんのこと、違和感を感じましたらお早めにご相談頂くことをお勧めします。
ダンロップ本店では良質なリビルト品を使用しての作業も承っております。
ぜひご用命下さい。
茨城県結城市にあるダンロップ本店は、整備士にノルマが無いので、お客様のご要望に寄り添った柔軟な対応をさせて頂いております。
国指定の民間車検工場なので、設備力・技術力ともに地域トップクラスです。最新車両のお取扱いも可能なので、お気軽にお問合せください。
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