結城市 アクア ハイブリッド警告灯点灯 ハイブリッドバッテリー交換警告灯点灯 ハイブリッドバッテリー交換 ダンロップ本店

アクアにてハイブリッド警告灯が点灯したとの事でご入庫頂きました。
ハイブリッド作動に関する不具合の原因としては、
ハイブリッドシステムの故障、バッテリー本体の劣化、センサー類の故障、メンテナンスによる解決など、様々あります。
先に結論をいうと今回はハイブリッドバッテリーの交換作業になりますが、メンテナンスによる解決なども合わせてご紹介させて頂きます。
不具合を元にスキャンツールにて診断していきます。
症状としては、evモードに入らない(常にエンジンがかかっている)通常のガソリン車のような症状になっています。
駆動用バッテリーが故障しているとの判断で、安全モードに入っている状況です。
ハイブリッド車は通常のガソリン車としての常時使用を想定していないので、走行自体は問題ありませんが非常に燃費が悪い状態です。
スキャンツールにてデータを確認すると、ハイブリッドバッテリーが劣化を迎えた要注意段階であることがうかがえます。
アクアの場合ハイブリッドバッテリーは後席の下に鎮座しています。
銀色の大きな箱がハイブリッドバッテリーであり、隣にある小さな箱は通常のガソリン車にも備わっている補機バッテリーです。
補機バッテリーは電装品の使用や、車そのもののシステム起動等に使用しています。
冒頭にも説明したメンテナンスによる解決についてご説明します。
ハイブリッドバッテリーは熱を持ちますので、必要に応じて冷却ファンにて冷却しています。
写真のように埃が溜まっていくと、バッテリーが冷却出来ず、警告灯が点灯し、制御モードに入ってしまう事があります。
定期的に掃除しておきたいポイントになります。
※今回起きた不具合とは関係ありません。
ハイブリッドバッテリーは今回新品でのご案内となりました。
自動車の修理パーツにおいて、リビルト品という再生部品もありますが、このハイブリッドバッテリーに関してのリビルト品には非常に注意が必要です。
通常のリビルト品といえば、分解を行い消耗品を交換したうえで組み上げた物になりますが
ハイブリッドバッテリーに関しては、
数ある中古のバッテリー達から、バッテリーの元気な部分(セル)を組み合わせた、いわば元気な部分を寄せ集めた元気な中古と表現した方がしっくりくる物がたくさんあります。
金額的にも抑えられるが、元々は10年10万キロを超えた中古になるので、今後も乗り続けるのであればかえってコスパが悪くなる可能性がそれなりにあります。
全部が全部コスパの悪いリビルトとは言えず、現実的なリビルトも存在するはずですが、最終的には神のみぞ知る領域になるかと思いますので
新品交換をおすすめしたい所です。
ちなみにネットで非常に安価で売っている物には、そもそもニッケル水素電池ですらない、別の電池が組み込まれた物が存在しているようです。
こちらがバッテリー横に付いているボルテージセンサーになります。
読んで字のごとく、バッテリー電圧を監視しているセンサーになります。
ハイブリッドバッテリー交換時には同時交換が推奨されていますが、
スキャンツールによる不具合時のデータ、現状のデータ、目視による点検等を経て再使用しても問題ないケースがある。
と電送屋様にレクチャー頂きました。
同じような故障をして欲しくないので、交換しておきたい所ではありますが、このあたりはオーナーの意向を優先しつつ、現車を点検して判断する事も可能です。
再使用する部品は移植し、組み上げたら再度データをチェックします。
さすが新品という事もあり、ばらつきのない元気なバッテリーへと生まれ変わりました。
比較をする際、どうしても費用で比べてしまう部分はあるかと思います。
ユーザー様には費用しか見えないので無理もないかもしれません。
高いから良い、安いから良い、ではなく、オーナー様にとって適切か否かで判断頂けたらと思います。
ダンロップ本店では、ハイブリッドバッテリー交換も受け付けております。
ぜひご用命下さい。
茨城県結城市にあるダンロップ本店は、整備士にノルマが無いので、お客様のご要望に寄り添った柔軟な対応をさせて頂いております。
国指定の民間車検工場なので、設備力・技術力ともに地域トップクラスです。最新車両のお取扱いも可能なので、お気軽にお問合せください。
修理受付時間 9:30~12:00 13:00~17:30
定休日 日祝 第二第三月曜日
TEL:0296-35-2211
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