フォレスターのエンジン警告灯やアイサイト警告灯が点灯しているお車の整備事例をご紹介させて頂きます。
たくさん警告灯が点灯しています。
警告灯と共に今回の故障についてのヒントも隠れていました。
冷却水温がずっと低いままで、尚かつそれにも関わらず冷却水を冷やすファンモーターが常に回っています。
故障診断機を繋いで不具合箇所を点検していきます。
診断機を用いて故障診断するにも
○壊れている箇所がピンポイントで故障コードとして出るパターン
○ざっくりと壊れている系統だけ出るパターン
○何も故障コードとして出ていないパターン
など様々あり、故障の仕方によって診断のレベルもまちまちです。
今回はピンポイントで故障箇所が表れているので、点検すべき場所も少なく診断は比較的容易なパターンでした。
不具合箇所はクーラントバイパスバルブと出ています。
クーラントバイパスバルブというと聞き慣れない名称です。
というのも従来型はサーモスタットという小さな部品でエンジンの冷却水を機械的に制御していましたが
最近のスバル車はモーターを用いた電子化しており、その電子化された部品が不具合をおこしていました。
比較的高年式ですが、費用も高額で現時点では保証延長、リコール、サービスキャンペーン等に該当していないので有償での修理となります。
分解途中の様子です。
部品が高額なだけでなく、作業時間もそれなりにかかってくる内容になります。
※一部養生出来ていない場所などありますが、撮影後に再養生してから作業しています
クーラントバイパスバルブはこのあたりの位置にあり、たどり着くまでにあれやこれやと部品を外していかないとアクセス出来ません。
こちらが今回交換するメインとなった部品です。
従来型の機械的な制御からこのように電子制御される事により、より細かな制御が行き渡り最終的には燃費向上にも役立っていたのではと思いますが
故障リスクの観点から見ると、その分金額面のリスクは高くなります。
作業後、無事警告灯も消灯し不具合は完治しました。
ダンロップ本店では故障診断機、整備要領書等の設備も完備しておりますので、あらゆる整備に対応しております。
茨城県結城市にあるダンロップ本店は、整備士にノルマが無いので、お客様のご要望に寄り添った柔軟な対応をさせて頂いております。
国指定の民間車検工場なので、設備力・技術力ともに地域トップクラスです。最新車両のお取扱いも可能なので、お気軽にお問合せください。
修理受付時間 9:00~12:00 13:00~17:30
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