BMW X1にて、ブレーキ警告灯が点灯したとの事でご入庫頂いた際の作業事例をご紹介させて頂きます。
サイドブレーキを引いた際に点灯するびっくりマークですが、現在サイドブレーキは引いておりません。
診断機にてチェックしていくと、フロントブレーキ残量が少ないとのエラーを検出していました。
※輸入車整備に対する診断機に関しては、全ての車種、全ての項目で診断機当店の診断機が対応しているわけではありません。
タイヤを取り外して早速点検を開始していきます。
ブレーキパッドを取り外しました。
パッドから何やら線が伸びているのが確認出来るかと思います。
欧州車の多くはこのようにブレーキパッドにセンサーが付いており、残量が少なくなると警告灯にてお知らせするようになっています。
ちなみにセンサーが削れる事で警告灯が点灯するようになっているので、一度点灯したらそのセンサーは交換するしかありません。
ブレーキパッドを新旧比較すると、どれだけ残量が少ないかお分かり頂けるかと思います。
取り外したブレーキパッドは2ミリ程度しか残量がありませんが、基本的には5ミリを切ったあたりで交換目安とされています。
日本車でしたらここで組み付けて終了といった所になりますが、走りの欧州車はそうはいきません。
ブレーキ性能が日本車とは違い、強力なブレーキとなっていますから、その分ブレーキローター(ブレーキディスク)の方もしっかりと削れていきます。
写真のローターは削れて耳が立っているのがわかるかと思います。
基本的には欧州車はブレーキパッドと同時に交換、場合によってはパッド交換2回に1回はブレーキローターの交換、というようになるかと思います。
※厚みの限度値が決まっています
ここはケチってしまうとブレーキローターが割れる原因を作ってしまい、場合によっては止まれず事故に繋がる恐れがあるので、よりしっかりと整備しておきたいポイントです。
新品のディスクローターは、このように平らで耳が立っている事もありません。
ブレーキパッド、ブレーキローター、ブレーキパッドセンサーの交換が完了しました。
ブレーキを三点セットで交換し、診断機にてリセット、スピードメーターインフォメーションディスプレイもリセットを行い無事警告灯も消灯しました。
今回はフロント側のご紹介になりましたが、リヤ側も交換の際は似たような流れとなります。
茨城県結城市にあるダンロップ本店は、整備士にノルマが無いので、お客様のご要望に寄り添った柔軟な対応をさせて頂いております。
国指定の民間車検工場なので、設備力・技術力ともに地域トップクラスです。最新車両のお取扱いも可能なので、お気軽にお問合せください。
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